FormulaText[オブジェクト]:
オブジェクトの数式をLaTeXテキストとして返します。
例: If a = 2 で f(x) = a x2,
であるとき、 LaTeX[f] は 2 x2 を(LaTeXテキストとして)返します。
FormulaText[オブジェクト, 真偽値]:
オブジェクトの数式をLaTeXテキストとして返します。真偽値が
true のときは変数に値が代入され、false
のときはテキスト中では変数の名前が使われます。
例: a = 2で f(x) = a x2
であるとき、
FormulaText[f,
true] は 2 x2 を(LaTeXテキストとして)返し、
FormulaText[f,
false] はa x2 を(LaTeXテキストとして)返します。
FractionText[数値]:
数値を分数に変換し、グラフィックスビューに(LaTeX)テキストオブジェクトとして表示されます。
例: a: y =
1.5 x + 2 が直線であるとき、 FractionText[Slope[a]] は、3/2 をテキストとして与えます。
LetterToUnicode["文字"]:
1文字をユニコードの数値に変換します。
注意: 文字は引用符で囲まなくてはなりません。
例: LetterToUnicode["a"]は数値 97 を返します。
Name[オブジェクト]:
グラフィックスビューにオブジェクトの名前をテキストとして返します。
注意: このコマンドは、名前を変更されるかも知れないオブジェクトに対して、動的テキストの中に使えます。Name コマンドは Object コマンドの逆です。
Object[オブジェクトの名前のテキスト]:与えられた名前を持つオブジェクトを返します。結果は常に従属性のあるオブジェクトです。
注意: Object コマンドは Name コマンドの逆です。
例: 点 A1,
A2, ... , A20とスライダー n = 2 があるとき、
Object["A"
+ n] は点 A2 を与えます。
TableText[リスト 1, リスト 2, リスト 3,...]:
リストオブジェクトの表を含むテキストを作成します。
注意: デフォルトでは各リストは表の新しい行として表示されます。
例:
TableText[{x^2,
4}, {x^3, 8}, {x^4, 16}] は3行2列からなる表をテキストとして作成します。すべての要素は左に揃えられます。
TableText[Sequence[i^2,
i, 1, 10]] は1行からなる表をテキストとして作成します。すべての要素は左に揃えられます。
TableText[リスト 1, リスト 2, リスト 3,..., "揃えのテキスト"]:
リストオブジェクトの表を含むテキストを作成します。オプションの
"揃えのテキスト"
は表のテキストの向きと揃えを制御します。
注意: 可能な値は、"vl",
"vc", "vr", "v", "h", "hl",
"hc", "hr" です。デフォルトは
"hl" です。
"v"
=垂直、つまりリストが列をなす。
"h" =水平、つまりリストが行をなす。
"l" =左揃え。
"r" =右揃え。
"c" =中央揃え。
例:
TableText[{1,2,3,4},{1,4,9,16},"v"]は4行2列からなり、要素が左揃えの表のテキストを作成します。
TableText[{1,2,3,4},{1,4,9,16},"h"]は2行4列からなり、要素が左揃えの表のテキストを作成します。
TableText[{11.2,123.1,32423.9,"234.0"},"r"]
は1行からなり、要素が右揃えの表のテキストを作成します。
Text[オブジェクト]:
オブジェクトの数式をテキストオブジェクトとして返します。
注意: デフォルトでは、変数の値は代入されます。
例: a = 2 で c = a2 であるとき、Text[c]
はテキスト
"4" を返します。
Text[オブジェクト, 真偽値]:
オブジェクトの数式をテキストオブジェクトとして返します。真偽値が
true のときは変数に値が代入され、false
のときはテキスト中では変数の名前が使われます。
例: a = 2 で c = a2であるとき、
Text[c,
true] はテキスト
"4" を返し、
Text[c,
false] はテキスト
"a2" を返します。
Text[オブジェクト, 点]:
オブジェクトの数式をテキストオブジェクトとして、与えられた点の位置に返します。
例: Text["hello",
(2, 3)] は (2, 3) の位置にテキストを描画します。
Text[オブジェクト, 点, 真偽値]: オブジェクトの数式をテキストオブジェクトとして、与えられた点の位置に返します。真偽値が true のときは変数に値が代入され、false のときはテキスト中では変数の名前が使われます。
TextToUnicode["テキスト"]:
テキストを1文字ごとにユニコードの数値にしたリストにします。
例:
TextToUnicode["Some
text"] はユニコードの数値のリスト
{83, 111, 109, 101, 32, 116, 101, 120,
116} を与えます。
text1 が
"hello" のとき、 TextToUnicode[text1] はリスト
{104, 101, 108, 108, 111} を与えます。
UnicodeToLetter[整数]:
ユニコードの数値を文字に変換し、グラフィックスビューにテキストオブジェクトを描画します。
例: UnicodeToText[97] はテキスト
"a" を与えます。
UnicodeToText[整数のリスト]:
ユニコードの数値のリストをテキストに変換します。
例: UnicodeToText[{104, 101,
108, 108, 111}] はテキスト
"hello" を与えます。