数値

AffineRatio

AffineRatio[A, B, C]: 同一直線上にある3点 A, B, C のアフィン比 λC = A + λ * AB)を返します。

Area

Area[A, B, C, ...]: 与えられた点 A, B, C, ... で定められる多角形の面積を返します。

Area[2次曲線c]: 2次曲線 c (円または楕円)の面積。

 

注意: 2つの関数のグラフの間の面積を計算するには、コマンド Integral を使う必要があります。

AxisStep

AxisStepX[]: x-軸の現在の目盛間隔を返します。

AxisStepY[]: y-軸の現在の目盛間隔を返します。

 

注意: コマンド Corner Sequence とともにAxisStep コマンドを使うとカスタマイズされた軸を作成できます(座標軸とグリッドのカスタマイズの節も参照)。

BinomialCoefficient

BinomialCoefficient[数値 n, 数値 r]: 2項係数 'n 個から r 個選ぶ場合の数' を計算します。

Circumference

Circumference[2次曲線]: 2次曲線の周の長さを返します。     
注意: このコマンドは円と楕円に対してのみ意味をなします。

CrossRatio

CrossRatio[A, B, C, D]: 同一直線上にある4点 A, B, C, D の複比λ λ = AffineRatio[B, C, D] / AffineRatio[A, C, D])を計算します。  

Curvature

Curvature[, 関数]: 与えられた点における、関数の曲率を計算します。

Curvature[, 曲線]: 与えられた点における、曲線の曲率を計算します。

Distance

Distance[ A, B]: 2点 A, B の距離を返します。

Distance[, 直線]: 点と直線の距離を返します。

Distance[直線 g, 直線 h]: 直線 g h の距離を返します。
注意: 交叉する2直線の距離は 0 です。このコマンドは平行線に対してのみ値に興味があります。

GCD

 

GCD[数値 a, 数値 b]: 数値 a, b の最大公約数を計算します。

GCD[数値のリスト]: 数値のリストの最大公約数を計算します。

整数の商

Div[数値 a, 数値 b]: 数値 a 数値 b で割った整数の商を計算します。

Integral

Integral[関数, 数値 a, 数値 b]: 関数の区間 [a, b] における定積分を返します。   
注意: このコマンドは関数のグラフと x-軸の間の面積も描画します。

Integral[関数 f, 関数 g, 数値 a, 数値 b]: 関数の差 f(x) - g(x) の区間 [a, b] における定積分を返します。           
注意: このコマンドは関数 f g のグラフの間の面積も描画します。

 

注意: 不定積分を参照

Iteration

Iteration[関数, 数値 x0, 数値 n]: 与えられた初期値 x0 を用いて、関数を n 回反復して適用します。   
: f(x) = x^2と定義されているとき、コマンド Iteration[f, 3, 2] (32)2 = 81という結果を与えます。

LCM

LCM[数値 a, 数値 b]: 2つの数値 a, b の最小公倍数を計算します。

LCM[数値のリスト]: 数値のリストの最小公倍数を計算します。

Length

Length[ベクトル]: ベクトルの長さを返します。

Length[ A]: 与えられた点の位置ベクトルの長さを返します。

Length[関数, 数値 x1, 数値 x2]: 区間 [x1, x2] における関数のグラフの長さを返します。

Length[関数, A, B]: 2点 A, B の間の関数のグラフの長さを返します。           
注意: 与えられた点が関数のグラフ上にないときは、それらの x-座標で区間が決められます。

Length[曲線, 数値 t1, 数値 t2]: 媒介変数の値が t1, t2 の間の曲線の長さを返します。

Length[曲線 c, A, B]: 曲線上の2点 A, B の間の曲線 c の長さを返します。

Length[リスト]: リストの長さ、つまり、リストに属する要素の数を返します。

LinearEccentricity

LinearEccentricity[2次曲線]: 2次曲線の線型離心率を計算します。
注意: 線型離心率とは、2次曲線の中心と焦点との距離です。

LowerSum

LowerSum[関数, 数値 a, 数値 b, 数値 n]: 与えられた関数の区間 [a, b] における、n 個の長方形による下方和を返します。    
注意: このコマンドは、下方和の長方形も描画します。

最大と最小

Min[数値 a, 数値 b]: 与えられた数値 a, b の最小値を返します。

Max[数値 a, 数値 b]: 与えられた数値 a, b の最大値を返します。

剰余

Mod[整数 a, 整数 b]: 整数 a を整数 b で割った余りを返します。

Parameter

Parameter[放物線]: 放物線のパラメーター、つまり、その準線と焦点の距離を返します。

Perimeter

Perimeter[多角形]: 多角形の周の長さを返します。

Radius

Radius[]: 円の半径を返します。

乱数コマンド

RandomBetween[最小の整数, 最大の整数]: 最小と最大の間(それらも含む)のランダムな整数を生成します。

RandomBinomial[試行回数 n, 確率 p]: 試行回数 n で確率 p の2項分布に従って、乱数を生成します。

RandomNormal[平均, 標準偏差]: 与えられた平均と標準偏差の正規分布に従って、乱数を生成します。

RandomPoisson[平均]: 与えられた平均のポアソン分布に従って、乱数を生成します。

SemiMajorAxisLength

SemiMajorAxisLength[2次曲線]: 2次曲線の長軸の長さの半分を返します。

SemiMinorAxisLength

SemiMinorAxisLength [2次曲線]: 2次曲線の短軸の長さの半分を返します。

Slope

Slope[直線]: 与えられた直線の傾きを返します。

 

注意: このコマンドは傾きの三角形も描画します。そのサイズはプロパティダイアログ 'スタイル' タブで変更できます。

TrapezoidalSum

TrapezoidalSum[関数, 数値 a, 数値 b, 台形の個数 n]: 関数の区間 [a, b] におけるn 個の台形による台形和を返します。

 

注意: このコマンドは、台形和の台形も描画します。

UpperSum

UpperSum[関数, 数値 a, 数値 b, 数値 n]: 与えられた関数の区間 [a, b] における、n 個の長方形による上方和を返します。

 

注意: このコマンドは、上方和の長方形も描画します。


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